「没後20年 ルーシー・リー展」「布と模様のハーモニー ー芹沢銈介の着物とアンデスの染色ー」図案を考える旅。


没後20年 ルーシー・リー展、静岡市美術館へ行ってきました。
ポスターにもあるピンク色や、オレンジがかった朱色、鮮やかな黄色など、抜けの良い色使いが印象的でした。ぐっと近づいてみると、口縁から滴る釉薬は自然に見えるけれど計算された量による形、ニット線文、スパイラル文なども丹念な美しさ。器の薄さや高台の小ささなど全体的に緊張感があるけど、温かみも感じられて、すてきな作品でした。
バーナード・リーチとの接点もはじめて知り、なんだかの形で民藝運動との関係も興味あるものでした。
その後、芹沢銈介美術館へ。
秋に母と一緒に講習を受けた染色教室で、「デザインが浮かばない・・・」と悩んでいた母に時間ができたら行ってみようか?と約束していた場所です。
7月3日までは「布と模様のハーモニー ー芹沢銈介の着物とアンデスの染色ー」というテーマでした。
ここも静岡市の美術館ですが、真っ白で現代的な静岡市美術館とは対照的で重厚で贅沢な作りの建物でしたが、ゆっくりできてとても良かったです。日祝は「芹沢銈介の家」も無料で見学できるのですが、今回は時間切れ。行き帰りの食事や休憩も高速道路のSAで済ませてしまい、ちょっと残念でした。次回は近隣のオシャレスポットを調べて臨みたいと思います。
図録やwebからでは分からないこと、大きさはもちろんですが、オーラとか空気感。現物をみてたくさんのことを感じて帰ってきました。お出かけは楽しいですね。

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